行事とお菓子
季節の流れの中で様々な祭事が受け継がれ、また私達の人生にも数々の節目があります。
喜びの時、悲しみの時、菓子はその時に欠かせない、人々の気持ちを伝えるものです。
一年の行事やふるさとの行事と共にお菓子とのかかわりをご紹介いたします。
その時々にさいとうのお菓子でおもてなしできればうれしく思います。
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1月はお正月、成人式の季節ですね。気仙船大工衆が技術の粋を集めて建造した千石船の復元船「気仙丸」が大船渡赤崎町蛸ノ浦漁港からかもめテラス向かいに移設され、係留保存されています。船尾の曲線美、船体の木組みや木彫など随所に伝統の技が光り、まるで気仙大工の神が宿るかのような佇まい。神社を参り神を奉る季節に、さいとう製菓の和菓子『かまど神』を添えてはいかがでしょうか。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P162より引用
- かまど神
- 生地にはココアパウダー。餡にはチョコレートチップとラム酒をまぜ合わせ焼き上げ、かまどの神様にみたてたお菓子。
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2月は節分、バレンタインの季節ですね。
三陸町綾里の野形というところに、神秘なロマンのベールに包まれた綾里不動滝があります。右側が男滝、左側が女滝と呼ばれ「いわての名水二十選」にも選ばれています。今では皆でチョコレートを贈り合う形が主流になったバレンタインですが、女性と男性が寄り添い合うバレンタインの光景もやはり良いものです。
至極の味わいに仕上がった、さいとう製菓のチョコレート菓子『テリーヌ・オ・ラムレーズン』。バレンタインの一品にいかがでしょうか。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P126より引用- テリーヌ・オ・ラムレーズン
- ホワイトチョコレート&ラムレーズン。ラム酒をたっぷりとしみ込ませたレーズンの香りとホワイトチョコの濃厚な味わいです。
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3月はひなまつり、ホワイトデー、春彼岸、卒業と季節のイベントが盛り沢山ですね。県内でも春の訪れがいちばん早い大船渡市は、かつて七つの郷が合併して誕生した街です。また、さいとう製菓のお菓子『光の朝』は震災からの復興と出発の願いが込められて作られたお菓子です。春が訪れ新たな門出が迫るこの季節の行事に、幸せな日々の始まりをイメージして作られたお菓子『光の朝』はいかがでしょうか。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P208より引用
- 光の朝
- 岩手県産牛乳・練乳をたっぷりと白餡に練り込んだとろけるような口どけの「光の朝-みるく-」とたま糖とクルミ、白餡を合わせた「光の朝-たま糖-」
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4月はお花見、入学、イースターの季節です。大船渡湾内にみられるいくつかの小島のうち最も優美な存在感を示す「珊琥島」。珊瑚と琥珀の美しさを持つその島は、国の名勝指定も受けています。爽やかな風味を放つさいとう製菓の人気洋菓子『ベビーレモン』は、まるで珊琥島のようなフォルム。爽やかで美しい春の門出がたくさん溢れますように。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P258より引用
- BABY LEMON
- レモンの風味がしっかり詰まった甘酸っぱくて爽やかな小さくてかわいいレモンケーキです。
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5月はこどもの日、母の日の季節ですね。三陸海岸を代表する景勝地「碁石海岸」。長い年月の海食現象でできた自然がつくり出した芸術品。長く愛されるさいとう製菓の人気商品の一つ『どら焼』。じっくりじっくり煮込まれて仕上がるこだわりの大納言小豆の育みは、まるでゆっくりゆっくりと築き上げられた碁石海岸のよう。長く育む家族の愛へのお礼に、さいとう製菓の『どら焼』はいかがでしょうか。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P38より引用
- どら焼
- じっくり煮込んだ大納言をこんがり焼いた生地にサンドしたまろやかな味わいの小倉どら焼。
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6月は和菓子の日、父の日、旧節句の季節ですね。気仙四大金山のひとつ今出山。さいとう製菓本社裏手に位置し、赤く燃えるかのようなツツジの群生と大船渡湾を一望出来る見晴らしが絶景の知る人ぞ知る穴場スポット。伝説によればかつて大量の砂金が出土し、その地の姫君とその夫はその価値を見直し大長者となったとか。価値を見直し新しくアレンジされたさいとう製菓の『yokan』。新たな味わいとともに夢の大長者へ♪ さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P116より引用
- yokan
- 伝統的な羊羹を現代風にアレンジ。日本茶はもちろん、コーヒーやお酒とも抜群の相性です。
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7月は七夕、御中元の季節ですね。七夕と言えば織姫と彦星が会える日。海のアルプス鉄道とも呼ばれる「三陸鉄道」には、恋の願いが叶うとされるピンク色のポストが設置された「恋し浜」と言う名の駅がある。岩肌と荒波を抜け、潮風にそよぐ松林に波の静かな入り江が広がったその先で、新しい出会いが生まれる。かも?。さいとう製菓のバターケーキ『恋し浜』。レモンを効かせた甘酸っぱい味わいが恋の始まりを予感させます。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P218より引用
- 恋し浜
- 恋し浜の帆立を型取り、レモンを効かせた甘酸っぱいバターケーキです。
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8月は夏休みやお盆、お中元の季節ですね。気仙の夏を彩る大船渡夏まつり。夜空を焦がす大輪の花火と波間に浮かぶロマンチックな「電光船」。海を愛する男たちの心意気がキラキラ七色に光り輝き、普段目にする漁船とは違う姿に心を奪われ高揚します。当社看板商品かもめの玉子から姿形を変えた『セーラーくんのかもめの玉子やわらかクッキー』。いつもと違う姿が、きっとあなたに新たな味わいと感動をもたらします。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P120より引用
- セーラーくんのかもめの玉子
やわらかクッキー - かもめの玉子の黄味餡とホワイトチョコクリーム入りのしっとり焼き上げたクッキーです。
- セーラーくんのかもめの玉子
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9月は十五夜、敬老の日、秋彼岸の季節ですね。平泉の金色堂に代表される藤原文化を支えたのは、気仙地方の山々から産出する豊富な金であったと言われます。秋の夜長が近づき煌々と輝く十五夜の月と黄金郷ロマンに想いを馳せて、さいとう製菓『黄金の七郷』を深く味わっていただきたいです。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P128より引用
- 黄金の七郷
- 上品な黄味餡の中に渋皮つきの栗を丸ごと入れ、程よい甘さに仕上げました。
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10月はハロウィンの季節ですね。気仙地方農家の軒先では気仙地方独特の初冬風物詩コロ柿の玉すだれが並びます。渋柿のまま皮をむき、1カ月ほど吊るしておくと渋みがとれ、代わりに甘露な味が柿いっぱいに広がっていきます。海外文化のイベントと、地元ならではの風習。両方を取り入れ豊な季節を過ごしたいものです。さいとう製菓がお菓子として表現した『ころ柿』是非農家の風景を想像しながら味わっていただきたいです。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P52より引用
- ころ柿
- 気仙地方特産の小枝柿をジャム状にすりつぶし、果肉と一緒にした餡を柔らかな求肥で包みました。
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11月は子供の成長を祝う大切な行事七五三の季節ですね。気仙地方は欅の産地として有名です。長安寺山門の逸話として有名な欅と槻の木の話がありますが、素人目では見分けが難しいこの二つの木の簡単な判別方法がこの季節。欅の葉は赤く紅葉し、槻の葉は黄色く紅葉する。深まる秋とともに現れる移ろいだけが真実を知っている。深さと豊かな風味を追求したさいとう製菓の『ロワイヤル・バニーユ』。手に取った人だけが感じられる、真実の味わい。※気仙地方(大船渡市・陸前高田市・住田町) さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P48より引用
- ロワイヤル・バニーユ
- 国産のバターと卵をふんだんに使用したバニラビーンズ入りの生地をしっとり風味豊かに焼き上げました。
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12月はお歳暮、クリスマスの季節ですね。そして迫る年の瀬とお正月。百年以上の歴史を持つ大船渡市盛町の木町市場。生きたケセン語に触れ合える場としても親しまれ、「安いよ安いよ」「まげっから買ってがっせん」と、ほのぼのとしたやりとりに笑顔がほころぶ。さいとう製菓の『めんこいりんご』は、そんなほのぼのとした笑顔が想い浮かぶような可愛いネーミングで人気のパイ生地のお菓子。クリスマスの彩りにも最適です。 さいとう製菓発行『気仙 辺辺の四季』 P54より引用
- めんこいりんご
- パイ生地の中にりんご本来の味をそのまま包み込んで、りんごの香りと食感を楽しめるお菓子に焼き上げました。
- 様々な行事のお共に
- 各季節の行事の他、出産内祝い・お宮参り・初節句・結婚・寿賀の祝い・仏事・法要など、人生における様々な場面にてご用命いただけるよう、さいとう製菓では和洋菓子・ギフトなど様々な商品を取り揃えております。
- 気仙 辺辺の四季
- さいとう製菓株式会社から発行されている270ページにわたり気仙地域の歴史や風土、行事などを書き記した『気仙 辺辺(あだりほどり)の四季』。気仙地域のことを知るためのガイド・参考書として大きな反響をいただいた1冊です。
- 気仙 辺辺の四季
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